公開日:2022/10/27
カテゴリー:売る時の知識
【家を高く売るには?】
大手と街の不動産屋、どちらに頼むべきか
「家を高く売りたい」と考えたとき、あなたはどこに相談しますか?
テレビCMもやっている大手不動産会社?
それとも、地域密着型の街の不動産屋?
今回は、時代の変化と共に“売却に強い不動産会社”が変わってきているというお話を、わかりやすくお伝えします。
■ 昔は「大手=高く売れる」だった
平成の初期までは、大手不動産会社に任せる方が有利だと言われていました。
理由は単純。
当時はインターネットも普及しておらず、**物件情報=不動産会社の中だけにある“企業資産”**のようなものでした。
特に大手は情報量が多く、営業マンの数も多かったため、「大手に任せれば安心」という時代背景があったのです。
■ 今の時代、大手が“高く売れない”理由とは?
現代は違います。
インターネットの普及により、どの不動産屋でも、物件情報をリアルタイムで共有・発信できる時代になりました。
この変化が、「大手だから安心」の前提を大きく崩しました。
■ 大手の“高額査定”に注意すべき理由
大手不動産会社は、査定時に相場よりも高めの金額を提示してくることが多い傾向にあります。
一見、ありがたく思えるかもしれませんが、その裏には「売主から物件を預かることにインセンティブがある」という構造があります。
実際に売れるかどうかは二の次。
「まずは専任媒介を結ばせる」ことが営業成績につながるのです。
■ 囲い込み=あなたの家が売れない理由
大手は「両手仲介(売主と買主の両方から手数料をもらう)」を狙う傾向が強く、
他の不動産会社に物件を紹介しない(囲い込み)ケースもあります。
結果として…
他の業者が紹介できない
買主の目に触れる機会が減る
売れない
値下げを提案される
という悪循環が起こってしまうのです。
■ 街の不動産屋の強みとは?
地域密着型の街の不動産屋は、売主側だけでなく、買主とも顔が見える関係性を築きやすいのが特徴です。
また、最近ではレインズや自社サイト・ポータルサイト(スーモ・アットホームなど)を使い、大手と同じ広告環境で販売が可能です。
むしろ、大手のように囲い込まず、広く情報を発信し、多くの買主と接点を持とうとする姿勢こそ、売却成功のカギになる時代です。
■ 最後に:時代の流れに合った選択を
かつては「安心=大手」だったかもしれませんが、
今は「情報を開く=売れる時代」。
大事なのは、
あなたの家を“売るために動いてくれる”パートナーを見極めることです。
「査定額が高い会社が一番」ではありません。
本当に大切なのは、その価格で“ちゃんと売れるか”どうかです。
売却活動に入る前に、ぜひ一度、地域の不動産会社の考え方や動き方を聞いてみてください。
きっと見えてくるものがあるはずです。
ご相談はお気軽に。
「話すだけでも気持ちが明るくなりますよ」
千葉・船橋で地元に根ざして営業する「いい家見つかる不動産屋さん」が、しっかりお話を伺います。