公開日:2026/01/17
カテゴリー:売る時の知識
売却査定額=成約価格
…とは言い切れません
不動産を売ろうと考えたとき、最初に知りたいのは
「自分の家はいくらで売れるのか?」
という一点ではないでしょうか。
その答えとして提示されるのが、売却査定額です。
ただし、ここで一つだけ、ぜひ知っておいていただきたい事実があります。
査定額は、成約価格を保証するものではありません。
査定額は「天気予報」に近い存在です
売却査定額は、言うなれば天気予報のようなものです。
「明日は雨が降るでしょう」
「降水確率は60%です」
この予報を聞いて、
「必ず雨が降る」と思う人はいませんよね。
不動産の査定額も同じです。
過去の成約事例
現在売りに出ている競合物件
地域の需要と供給のバランス
建物の状態や個別性
これらのデータをもとに、
“この条件なら、このくらいで売れる可能性が高い”
という予測値として算出されているのが査定額です。
なぜ不動産会社ごとに査定額が違うのか
一括査定をご利用された方の多くが、
次のような疑問を持たれます。
「どうして会社ごとに査定額がこんなに違うの?」
これも、天気予報をイメージすると分かりやすくなります。
同じ地域、同じ日でも、
気象会社によって降水確率が
「50%」「60%」「70%」
と微妙に違うこと、ありますよね。
不動産会社の査定額の差も、
この“予測の角度や安全率の違い” によって生まれます。
早期成約を重視する会社
高値チャレンジを前提にする会社
実績作りを優先した査定
考え方が違えば、数字も変わるのです。
一括査定を使うなら「比較」ではなく「再分析」
特に一括査定をご利用されるお客様には、
ぜひ知っておいていただきたいポイントがあります。
それは、
査定額を“並べて比べる”だけでは不十分
ということです。
大切なのは、
なぜこの金額になったのか
どの成約事例を根拠にしているのか
成約までの想定期間はどれくらいか
こうした点を踏まえて、
ご自身でも査定書を再分析することです。
「一番高い査定額=正解」
ではありません。
本当に正解なのは、
納得できる条件で、きちんと成約することです。
成約価格を左右するのは「査定額」より「売り方」
ここで、多くの売主様が見落としがちな視点があります。
それは、
成約価格は、査定額よりも“売り方”で大きく変わる
という事実です。
販売開始時の価格設定
値下げのタイミング
広告の出し方
購入検討者との向き合い方
同じ物件でも、
売り方次第で結果は大きく変わります。
だからこそ「売主と同じ方向を向く仕組み」が重要です
ここで、当社の考え方をご紹介させてください。
当社では、
販売活動の期間に応じて仲介手数料が変わる「段階制手数料」
を採用しています。
これは、
早く
適正な価格で
納得できる形で
成約することが、
売主様にとっても、当社にとっても一番良い結果
だと考えているからです。
「早期成約=手数料が下がる」という安心感
一般的な仲介手数料は、
「売れた時点で満額」
というケースがほとんどです。
一方、段階制手数料は、
早期に成約すれば、手数料は低く
長期化すれば、手数料は通常水準へ
という仕組みです。
これは、
売主様と不動産会社の利害を揃えるための仕組み
でもあります。
「本当に売れる価格はどこなのか」
「今、どんな戦略を取るべきか」
こうした判断を、
同じ目線で一緒に考えるための制度です。
査定相談は「価格を聞く場」ではありません
査定相談というと、
「いくらですか?」と聞く場
だと思われがちですが、実は違います。
本当に大切なのは、
この価格設定は現実的か
どんな売り方が合っているか
どのタイミングで判断すべきか
こうした点を整理することです。
天気予報を見て、
「今日は傘を持つかどうか」を考えるように、
査定は売却判断のための材料なのです。
納得して売却したい方へ
もし、
査定額の違いに戸惑っている
一括査定の数字をどう見ればいいか分からない
高く売りたいが、失敗はしたくない
そう感じていらっしゃるなら、
一度、落ち着いて整理する場を持ってみてください。
当社では、
数字だけを提示する査定ではなく、
「なぜそう考えるのか」を丁寧にご説明する査定相談
を行っています。
売却を急かすことはありません。
売主様が納得できる判断をするための、
静かな相談の場としてご利用ください。







