公開日:2023/04/10
カテゴリー:売る時の知識
【駅チカはまだまだ高騰中?】
いま、不動産価格に“二極化”が起きています
最近、不動産をチェックしている方であれば感じているかもしれませんが…
「駅徒歩5分圏内」の物件、やたら高くないですか?
そう、相変わらず駅チカ物件は価格が上昇中。
中には、「えっ、ちょっと上がりすぎでは?」と思うような価格設定のものも出てきています。
でも…売れてるんです。
ということは、今のところは“その価格が正しい”という判断をされているということになります。
■ 駅チカが相場を引き上げている一方で…
一方で、駅から徒歩15分以上の物件はというと、
場所によっては価格が下落傾向になってきているエリアも出始めています。
実はこれ、今の経済状況と無関係ではありません。
■ 価格下落の背景にある“生活コストの上昇”
物価の上昇
電気・ガス・水道などの公共料金の値上げ
食料品の高騰
そして、社会保険料の負担増…
これらが家計にじわじわと響いてきており、
“住宅にかける予算を抑えよう”という層が増えてきているのです。
特に共働きでも家計がギリギリ、というような世帯にとっては、
駅から遠くて価格が安い物件であっても、なかなか手が出しにくくなってきている現状もあります。
■ 一方で、“買える層”は駅チカを狙う
駅徒歩5分以内の物件が売れている理由のひとつは、
価格よりも「立地の価値」を重視する層が購入しているという点です。
この層は、日々の生活コストに左右されにくく、
「いい場所に住みたい」「資産価値を重視したい」という思考が強いのも特徴です。
■ 売主さんにとっては、悩ましい時期に
つまり今は、こんなふうに状況が二極化しています:
タイプ | 傾向 | 売却のポイント |
---|---|---|
駅チカ(徒歩5分圏内) | 高騰・売れやすい | 強気価格も通ることあり |
駅遠(15分以上) | 下落傾向も | 値付けの慎重さと戦略が必要 |
駅から離れたエリアにお住まいの売主さんにとっては、
価格設定が非常に難しい時期になってきたと感じます。
「周りが高く売れているから」と同じ感覚で値付けをしても、反応が薄い…
そんなケースが今後、より増える可能性があります。
■ まとめ:値付けにこそ“現場の知恵”を
価格の動きは、エリア・立地・築年数・相場感などによって大きく変わります。
大事なのは「今、実際に売れている価格」をふまえた値付け戦略です。
弊社では、地域密着だからこそ見えてくる“リアルな取引価格”と、
売主様のお気持ちのバランスを大切にしながら、無理なく売却できるご提案をしています。
「今の価格帯だと売れるのかな?」
「そもそもウチのエリアってどうなんだろう?」
そんなときは、ぜひ一度ご相談ください。
話すだけでも気持ちが明るくなること、ありますよ (^O^)