公開日:2023/03/04
カテゴリー:売る時の知識
【高額査定にご注意を】
不動産会社が今、売却物件を集めるためにやっていること
ここ2~3年、不動産価格がじわじわと上がってきているのはご存じのとおりです。
とくにコロナ以降、住宅市場では「今が売り時」と感じた方が増えたこともあり、売却相談も活発化しています。
そんな中、大手・中小問わず不動産会社の“媒介取得の手法”が変化してきているのをご存知でしょうか?
■ 実際に聞いた、大手不動産会社の「媒介取得の流れ」
ある大手不動産会社の営業手法を耳にしたことがあります。
相場より明らかに高い査定額を提示して媒介契約を結ぶ
1ヶ月後に「そろそろ値下げしませんか?」と打診
値下げに応じる売主だけを優先して販売活動
値下げを拒む売主には一般媒介へ変更を促す(業務報告の手間を省くため)
その結果、売主さんはこうなります:
「最初は高く売れると思ったのに…」
「他社に相談しても納得できない査定額ばかり」
「また別の“高く査定してくれる会社”を探す」
そして、①〜④のループに陥る方も出てきています。
■ なぜ、こんなやり方が広まっているのか?
このような手法が使われる背景には、媒介契約を多く集めることが営業上のメリットになるからです。
媒介を多く持っていると、買主側からの問い合わせが増えやすい
一括査定サイトを利用している業者は、1件の反響に1~3万円の広告費がかかる
ならば「高く見せてでも媒介を取る」という営業戦略に…
また、日本人の「一度お願いしたら、変更が面倒」という心理もあります。
さらに一部の業者では、あえて契約や販売の手続きを“面倒に見せる”ことで、他社への乗り換えを防ごうとする動きまで。
…まるで、携帯電話の乗り換え手続きのようですね。
■ こうした流れは、中小業者にも波及中
以前はこうした手法は大手に多かったのですが、最近では中小の不動産会社にも同様の傾向が見られるようになっています。
売却を考える方が「高く売りたい」と思う気持ちを逆手にとって、媒介だけ取っておき、あとは“値下げを待つ”営業スタイルが広まりつつあるようです。
■ 弊社のスタイルは、“正直な査定”です
いい家見つかる不動産屋さんでは、最初から「成約の可能性が高い価格」でご提示しています。
だからこそ、他社へ媒介を依頼されるケースもありますが…
結果的に成約している価格が、弊社の最初の査定額よりも低かったという事例も少なくありません。
■ 高く売るために大切なのは、「判断材料の透明性」
私たちは、「ご売却を成功させること」が目的です。
そのために必要なのは、
根拠のある査定額
嘘のない情報提供
売主様の判断を尊重する姿勢
だと考えています。
「真実を伝えて、お客様に選んでもらう」
それが、私たちの営業スタイルです。
■ 最後に
「他社より査定額が低い気がする…」
「でも、本当にその額で売れるのかな?」
そんなお悩みがあれば、ぜひご相談ください。
話すだけでも、気持ちが明るくなりますよ (^O^)
あなたの大切な不動産、きちんと“売れる価格”で、納得できる取引を目指しましょう。