公開日:2022/04/07
カテゴリー:売る時の知識
「あなたの家を買いたい人」は、実は“アレ”を知りたがっています
こんにちは、
いい家見つかる不動産屋さんのツノダです。
今日は、「内見に来た人が本当に知りたいこと」についてお話しします。
■ 購入希望者が気にしているのは、こんなこと
家を売り出すと、見学(内見)に来るお客様がいますよね。
でも、そうしたお客様が見ているのは、間取りや築年数だけではありません。
実は、多くの方が気にしているのが…
なぜこの家を売るのか?
どんな人が住んでいたのか?
という「背景情報」なんです。
これは、私が長年中古住宅の案内をしてきた経験からも実感しています。
■ 売却理由を伝えることが、成約率アップに?
ところで、あなたが売却を依頼している不動産会社(=媒介契約を結んだ会社)以外の不動産会社が、お客様を連れてくることもありますよね?
たとえば、あなたの家をレインズやアットホームで見つけた他社が、お客様を案内して契約に進む、なんてこともよくある話です。
でも…ここでひとつ問題があります。
あなたの売却理由や住んでいた人のことを、他社の営業マンは知らないんです。
だから、お客様が「なぜ売るんですか?」「どんな人が住んでたの?」と質問しても、案内している営業マンは答えられません。
結果的に、お客様の不安は解消されず、購入に踏み切れないまま終わることも。
■ じゃあ、どうすればいいのか?
答えはシンプルです。
事前に“売却理由”を伝える工夫をしておくこと。
たとえば私の場合、プロ専用サイト(レインズやアットホーム)の図面の端に、
「売却理由:ご家族の転勤による住み替えのため」
「現在も丁寧に居住中です。内見時はお気軽にご相談ください」
といったメッセージを入れています。
こうすることで、他社の営業マンでもお客様に“安心材料”を提供できるんです。
■ 知っているかどうかで、大きな差に
不動産会社のほとんどは、まだこうした工夫をしていません。
だからこそ、小さな情報提供が「成約のカギ」になることがあるんです。
ちなみに、売却活動が長引くと…
多くの不動産会社は「そろそろ価格を下げませんか?」と言ってきます。
でも、本当に価格のせいなんでしょうか?
もしかしたら、「伝えるべき情報」が足りていなかっただけかもしれませんよ。
ちょっとした工夫で、早く・高く売れる可能性はグッと高まります。
「今までの不動産屋は、そこまで考えてくれてなかったな…」と感じた方は、
一度、話のわかる不動産屋に相談してみるのも良いかもしれません。
本日はここまでです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。