公開日:2022/07/21
カテゴリー:売る時の知識
「そんなの当たり前でしょ?」という声が聞こえてきそうですが、あえて言わせてください。
本当に高く売りたいなら、掃除は絶対に外せないポイントです。
実際、私も日々、中古住宅のご案内をしていますが…
「本当に売る気あるのかな?」と感じてしまうような室内に出会うこともあります。
掃除がされていない、雑然としている――それだけで、印象は大きくマイナスです。
特別なことはいりません。日常のひと手間で十分です。
和室の障子が破れていれば張り替える
洋室の床にワックスをひと塗り
玄関に出しっぱなしの靴を片付ける
どれも「たったこれだけ?」ということですが、見る人は意外と見ています。
この“ちょっとした気遣い”が、物件の印象をガラリと変えるんです。
中古住宅にとって「室内のキレイさ」は武器になる
とくに中古マンションでは顕著です。
不動産会社が売主の場合、多くはリフォーム済み。まるで新築のようにピカピカです。
そんな中、個人の売主が「片付けていない」「掃除が行き届いていない」状態で販売していたらどうでしょう。
買主の目にどう映るかは、言うまでもありません。
人は“キレイなもの”に惹かれる生き物
ちょっと想像してみてください。
ピカピカに洗車された車と、泥だらけの車
整理整頓された店と、雑多でごちゃごちゃした店
どちらが「良さそう」「買いたい」と感じますか?
多少高くても“キレイなほう”を選びたくなる――これが人間心理です。
不動産も同じ。高額な買い物だからこそ、「キレイで安心できるもの」を選びたくなるのです。
まとめ:まずはできるところからでOKです
もちろん、プロのクリーニングを入れる必要まではありません。
でも、掃除機をかける、ホコリを拭く、不要なものを片付ける――
そんな小さな行動が、結果として「高く売れる家」につながっていきます。
最後にひと言
購入を見送った理由で意外と多いのが…
「あの家、ちょっと汚かったから…」
なんともったいないことでしょう。
売却を考え始めたら、まずは“掃除”を見直してみませんか?