公開日:2022/03/03
カテゴリー:売る時の知識
不動産売却を検討している方へ。
「売るならいつがいい?」「今の家って売れるの?」と悩まれていませんか?
今日は、バブル期に建てられた住宅の売却時期や、最近の買主ニーズとのズレについて、現場で感じているリアルな情報をお伝えします。
バブル期に買った家、いま売りどき?
1986年〜1991年のいわゆるバブル期。当時、30代〜40代だった方が今では60代後半。
人生の節目として「そろそろ住み替えや売却を考えようか」と感じている方も多いのではないでしょうか。
当時は不動産価格が非常に高く、土地の広さを抑えることで、建売住宅などの購入が可能となっていました。
そのため、千葉県の市川・松戸・船橋エリアでは**敷地面積12〜20坪(約40〜66㎡)**の物件が主流だったのです。
現在の買主ニーズは「100㎡以上・駅チカ」
しかし、今の買主が求めるのはまったく異なります。
✅ 敷地面積100㎡(約30坪)以上
✅ 駅から徒歩圏内の利便性
✅ 駐車スペースあり・整った法的条件
こうした条件を満たす物件は非常に少なく、供給が追いついていません。
つまり今は、「ニーズに合う物件が少ない=価格が上がる構造」になっています。
いま市場に出ている物件との“ズレ”
最近、弊社への査定依頼で多いのは20坪前後の敷地面積の物件です。
これはまさにバブル期に建てられた家。
しかし、ニーズが「100㎡以上」なのに対し、実際に売りに出されている物件が「67㎡前後」となると、マッチしません。
このミスマッチが、不動産が「売れない」「長期間残る」最大の原因となっているのです。
さらに注意すべきは“法的リスク”
バブル期の物件には次のようなケースも多く見られます:
・検査済証が取得されていない
・建築基準法に適合していない増改築
・当時は問題なかったが、今の基準では違法扱い
当時は金融機関も緩く、検査済証なしでも融資が通っていました。
しかし今はそうはいきません。買主が住宅ローンを組む際の審査に通らず、売却が難しくなることもあります。
バブル期の価格が「売りどきを迷わせる」落とし穴
もう一つ、よくあるのが
「当時高く買ったから、この価格では売りたくない」
という気持ちです。
でも、市場は常に動いています。いま買主が求めるのは「駅近・100㎡以上」。
そのニーズと合っていないなら、どんなに査定価格が高くても売れにくいのが現実です。
売却を迷っている方へ、今知っておきたいこと
これから10年は、バブル期に購入した家が大量に売りに出される時期になります。
供給が一気に増えれば、不動産価格が下がるリスクも出てきます。
20坪前後の敷地をお持ちの方は、今が「売却のチャンス」かもしれません。
なぜなら、まだそこまでの“売りの波”が来ていない今なら、条件次第でしっかり買い手がつく可能性があるからです。
まとめ:ニーズとウォンツのバランスが、成約のカギ
不動産は「広ければ良い」「価格が高ければ売れる」という時代ではありません。
買主が欲しいと思う物件でなければ、いくら広告をかけても成約にはつながりません。
いまお持ちの物件が現在の市場ニーズと合っているのかどうか──
まずはプロにご相談ください。
📞「この価格で売れるの?」といったご質問も、お気軽にどうぞ。
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