公開日:2022/02/24
カテゴリー:
【収益物件を売るなら】リフォームした方が高く売れる?その考え方とは
こんにちは、
いい家見つかる不動産屋さんのツノダです。
今日は、以前書いたテーマ
「リフォームしたほうが高く売れるのか?」
の**《投資・収益物件編》**をお届けします。
■ 結論:リフォームだけで高く売れるとは限らないが、“戦略”によって効果あり!
まず、投資用のアパートやマンションなどの収益物件は、
「表面利回り」や「運営計画(キャッシュフロー)」が重視される世界です。
つまり、リフォームにいくらかかったかよりも、
「いくらで貸せるか?」「いくらで売れるか?」が買主の判断材料になります。
■ リフォーム費を上乗せした価格でも売れるか?
例えば、800万円かけて室内をリノベーションしたとしても、
1000万円アップで売れるなら“プラス”ですよね。
でも実際は…
銀行融資では**「物件本体」と「リフォーム費用」を別扱い**されやすく
リフォームローンは、融資期間が短く金利も高い傾向がある
特に規模の大きい収益物件では、
この「融資を受けやすいかどうか」が買主の判断に直結します。
■ 実は今、“リフォーム済前提”で販売提案する業者もある
最近では、一部の不動産業者がこうした提案をしています。
「この物件は、こういうリフォームをしてから引き渡す予定です」
「リフォーム内容はこちら、リフォーム後の利回りは○%になります」
つまり、完成形を買主にイメージさせる提案です。
売主さん側は、
「契約後にリフォームをしてから引き渡す」形にすれば、
リフォーム費用を先に出す必要がないというメリットも。
■ リフォームは、“価格交渉の武器”にもなる
逆に「リフォームしなくてもいい」という買主が見つかれば、
提案していたリフォーム費分を価格から引いて
“値下げ交渉の材料”として使うことも可能です。
つまり、リフォーム前提の提案=価格の幅を持たせる戦略にもなるのです。
■ 買主が融資を受ける以上、銀行の評価も見逃せない
現代の不動産取引では、
「買主が住宅ローンや事業用ローンを使えるかどうか」が鍵です。
だからこそ、融資審査に有利な状態をつくっておくことが
結果的に早く・高く売るコツにもなるのです。
■ 最後に:売却は「戦略」を持つ不動産会社に任せて
収益物件は「高く売りたい」一方で、
買主は「利回り重視」+「融資の通りやすさ」で判断します。
だからこそ、
どのタイミングでどんな条件で売るか、そしてどう魅せるかがカギ。
弊社では、売主様の状況に応じて
「リフォーム提案」や「売り方の工夫」などをご提案しております。
売却の方法に正解はひとつではありません。
けれど、売り方しだいで結果は変わります。
「いくらで売れるのか知りたい」
「どの方法が良いのか相談したい」
そんなときは、お気軽にご相談ください。