公開日:2022/09/08
カテゴリー:売る時の知識
不動産を「本気で売る」なら、大手はNG?
~広告の仕組みを知らないと損する話~
「不動産を売りたい」
そう思ったとき、多くの方がまず思い浮かべるのが「大手に頼めば安心でしょ?」というイメージ。
でも、本気で“早く・高く”売りたい方ほど、知っておいてほしい事実があります。
それが今回のテーマ、
『不動産は広告の出し方で売れる確率が変わる』という話です。
■ 広告で露出しないと売れない?
スーパーであれ、家電量販店であれ、広告を出すことでお客様に来てもらっているのは当たり前ですよね。
不動産も同じです。
「ネット広告(SUUMO・ホームズ等)」「チラシ」「看板」など、広告を出せば出すほど、あなたの物件情報が“見られる回数”が増えます。
つまり、買主と出会える確率が高くなるのです。
■ 大手不動産会社が広告を“出さない”ケースとは?
ここで意外な落とし穴があります。
それは、大手不動産会社の多くが、
他社に物件情報を共有しない(広告を制限する)ケースがある
という点です。
なぜかというと、大手は「売主も買主も両方自社で対応」して手数料を両方から得る、いわゆる両手仲介を優先したい傾向があるからです。
その結果、他の不動産会社に物件情報を広めたがらず、広告の露出が制限される=買主と出会うチャンスが減るという現象が起きてしまいます。
■ 広告はたくさんの業者がやってくれる=しかも無料で!
「でも広告って、たくさんの会社にお願いしたらお金かかるんじゃないの?」
と不安に思われる方もいらっしゃいますが…
実は、不動産広告の多くは売主側の費用負担ゼロです。
例えば専任媒介契約を結んだ場合、物件情報は「レインズ(不動産流通機構)」を通して他の不動産業者にも共有され、他社も自社の広告費であなたの物件を宣伝してくれることが一般的です。
つまり、大手のように“情報を囲い込む”のではなく、地域の複数の会社が連携して売却活動をしてくれるほうが、広告の幅が圧倒的に広がる=売れる確率が上がるのです。
■ 大切なのは、「多くの目に触れること」
・物件情報を広く公開すること
・多数の業者が広告を出すこと
・それを無料でやってくれること
この仕組みを知っているだけで、売却のスピードも価格も大きく変わってきます。
【まとめ】
「大手だから安心」は、時代遅れかもしれません。
本当に売りたいときは、広告を制限せず、幅広く情報を公開してくれる不動産会社を選ぶことが重要です。
情報を囲い込まれるより、どんどん広げてもらった方が、あなたの物件は見つけてもらいやすくなるのです。
不動産の売却をお考えの方へ
「広告って本当はどうなってるの?」「どこに頼むのが一番効率いいの?」
そんな疑問も、お気軽に聞いてみてください。
おしゃべりだけでも、気持ちが明るくなるかもしれませんよ。
地元密着の「いい家見つかる不動産屋さん」が、分かりやすく丁寧にお話しします。