公開日:2023/10/05
カテゴリー:売る時の知識
【リースバックの落とし穴】契約の“カタチ”で大きな違いが出ます!
こんにちは。
いい家見つかる不動産屋さんの角田(ツノダ)です。
最近「リースバックを検討したい」というご相談が増えてきました。
住み慣れた家にそのまま住み続けながら、現金化できるこの仕組み、たしかに魅力的ですよね。
でも…ちょっと待ってください。
リースバックは、不動産会社によって仕組みに“かなりの差”があります。
中でも注意していただきたいのが、「どんな賃貸借契約になるのか」という点です。
■ リースバックには「2つの契約タイプ」がある
家を売却したあとに結ぶ賃貸借契約には、主にこの2つがあります。
普通賃貸借契約(いわゆる一般的な賃貸)
定期賃貸借契約(契約期間満了で終了する)
この違い、実はとても大きいです。
■ 定期賃貸借契約は“更新できません”
定期賃貸借契約というのは、2年契約なら、2年で終了する契約です。
よくある「更新すれば住み続けられる」という前提がありません。
再契約ができなければ、住み続けることができない=退去しなければならないという可能性もあるんです。
つまり、安心して住み続けたいと思っていたのに、期限が来たら出て行かなければならないというケースも…。
■ ちょっとした豆知識(法律的な話)
定期賃貸借契約では、基本的に大家さんから途中で解約されることはありません。
※正当な理由がない限り、中途解約はできません。
ただし、**「期間が終われば当然に終了」**というのが、この契約の怖いところ。
■ 普通賃貸借なら更新も可能
一方、普通賃貸借契約であれば、契約更新をしながら長く住み続けることが可能です。
リースバックをするなら、この普通賃貸借契約での提案かどうかを必ず確認してください。
■ まとめ:リースバックは契約内容の確認が必須です!
最近では、定期賃貸借契約でリースバックを行う会社も少なくありません。
「ずっと住めると思っていたのに、更新できないってどういうこと!?」
そうならないように、契約の種類と条件はよく確認しましょう。
気になることは、なんでもご相談ください。
無理に売らせるようなことはしませんし、話すだけでも気持ちが明るくなりますよ。