公開日:2023/07/13
カテゴリー:売る時の知識
【知らないと損する?】一括査定の裏側と営業マンの本音
こんにちは。
西船橋エリア密着の「いい家見つかる不動産屋さん」代表の角田です。
今日は、「一括査定サイトに相談したら、営業電話がたくさん来た」「断ったら営業マンが態度を変えた」という声にまつわる、不動産業界の“裏側”について少しお話しさせてください。
■ 一括査定、実は業者側は“有料”です
一括査定サイトを利用すると、複数の不動産会社に一気に相談できて便利ですよね。
でも実は――
不動産業者側は、1件の問い合わせに対して1万円〜2万円程度の広告費を支払っています。
しかも、問い合わせがあっただけで費用が発生します。
つまり、まだ売却が決まっていなくても、業者にはコストがかかっているんです。
■ 査定にはお金も時間もかかる
実際に物件の査定をするには、次のような資料を揃えて調査を行います。
項目 | 費用(例) |
---|---|
現地地図 | 300円 |
謄本(土地・建物) | 各600円 ×2 |
地積測量図・公図 | 各450円 |
前面道路の登記簿 | 600円 |
建物平面図 | 450円 |
都市計画図・建築計画概要書 | 各300円 |
位置指定道路図 | 300円 |
交通費・手間 | 実費 |
合計すると、調査にかかる費用は5,000円〜1万円前後。
さらに人件費や査定書作成の時間を加えると、1件あたり約5万円近くかかることも珍しくありません。
■ だから営業マンが焦るのです…
不動産業は、**「成功報酬型」**のビジネスです。
媒介契約を取れなければ収入ゼロ
調査費用や時間だけがかかる
こういった背景があるからこそ、
「売却は他社に頼むことにしました」
「やっぱり売るのをやめます」
という連絡に、ガッカリしてしまう営業マンが多いのも事実です。
中には、つい感情的になってしまう人がいるのも残念ながら事実…。
■ 売主様の自由を妨げるものではありません
もちろん、売主様がどの不動産会社を選ぶかは100%自由です。
ただ、もしもあなたのために熱心に調査してくれた営業マンがいたなら、
「今回はごめんなさいね」
の一言でもあると、気持ちよく次の仕事に向かえるのかもしれません。
■ まとめ:無料の査定にも“誰かの労力”がかかっている
ネットで何でも無料で手に入る時代ですが、
不動産査定は「人の手とコスト」がかかっているという点だけでも、少しだけ思い出していただけたら嬉しいです。
不動産売却をお考えの方は、まずは 地元密着の不動産会社にもご相談ください。
一括査定にない情報と、“顔が見えるやりとり”で安心感も違います。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。