公開日:2023/07/09
カテゴリー:売る時の知識
【不動産売却】高く売るには「引き渡し時期」を明確にするのがコツ
こんにちは。
いい家見つかる不動産屋さんの角田です。
不動産の売却には、「すでに次の住まいが決まっている方」もいれば、「売れてから考える」という方もいらっしゃいます。
どちらも間違いではありませんが、買主側の心理を少し想像することで、より有利な売却につながる場合があります。
■ 買主は“引き渡し時期”を気にしている
買主さんの多くは、賃貸から住み替えを検討される方です。
つまり、「賃貸の更新時期」や「家賃の二重払い」を避けたい、という事情を抱えて物件を探しています。
そのため、引き渡し時期が「未定」や「相談」になっている中古物件は、検討しづらいのです。
■ 引き渡しは「契約から1~3ヶ月後」が理想
買主さんが住宅ローンを利用する場合でも、
契約から引き渡しまでに約1ヶ月は必要です。
そのため、
「契約から3ヶ月以内に明け渡せます」
「可能であれば1ヶ月で引っ越しできます」
といった明確な引き渡し条件があると、買主さんも安心して購入を検討できます。
■ 空き家の方が売れやすい理由
実際の取引でも、空き家の方が成約スピードが早く、価格交渉も入りにくい傾向にあります。
なぜなら、
実際の室内をすぐに内見できる
契約後すぐに入居できる
生活感がなく、劣化や傷の心配が少ない
という理由で、買主の心理的不安が大きく減るからです。
■ 引き渡し時期が遅れると…?
「売れてから次を考えたい」「半年後に引っ越したい」という売主さんもいらっしゃいます。
しかしその場合、買主さんは“待つリスク”を価格に反映させようとします。
たとえば、
契約後に室内の状態が悪化するのでは?
スケジュールがズレると困る…
という不安から、「その分値引きしてほしい」という交渉につながることがあるのです。
■ 対策として、こんな選択肢も
よく不動産業者がご提案するのが、
一時的に賃貸に仮住まいしてもらう
売却価格をあらかじめ確定させる「買取」の選択肢を取る
といった方法です。
もちろん、「仮住まいなんて考えてなかった!」とお怒りになる方もいらっしゃいますが、
住宅ローンの残債がある場合などは、次の家のローン設計に関わるため、売却価格の確定がとても重要になります。
■ 高く売るための一番のコツは「明確さ」
中古住宅をできるだけ高く売りたいなら、
「いつ引き渡せるか」を明確にしておくことが最大のポイントです。
買主さんが「この物件いいな」と思っても、
「いつ入居できるかわからない」となれば、それだけで候補から外れてしまうことも…。
■ 最後に:提案力が価格を変える
買主さんの悩みや事情を理解し、丁寧に説明できる営業マンがいるかどうかで、
売却価格やスピードに差が出るのが不動産の世界です。
弊社では、買主さんの視点にも立って、売主さんの不動産がより魅力的に伝わるよう、しっかりとご提案をいたします。
西船橋エリアの不動産売却は、
地元密着の「いい家見つかる不動産屋さん」へご相談ください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。