公開日:2025/06/21
カテゴリー:売る時の知識
~不適合責任を避けるために知っておくべきポイント~
売ったあとに、「しまった」とならないために
不動産の売却は、契約が終われば「はい、完了」と思ってしまいがちですが——
実は**“売った後”に問題が起こることもある**のです。
たとえば…
・昔、雨漏りしたことがあるけど、今は直っている
・隣の土地との境界について、はっきりしていない
・シロアリの被害があったけど、10年前の話だから言わなくていいよね?
そう思って黙って売却してしまうと、あとから買主さんとのトラブルに発展し、
「契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)」を問われる可能性があります。
責任を問われるのは、「知っていたのに伝えなかった場合」
ここがポイントです。
たとえ今は問題がないとしても、「売主が知っていたことを伝えなかった」と判断されると、責任を追及されるリスクが出てきます。
せっかく売れても、「補修費を払え」「損害賠償だ」と言われたら、気が気じゃありませんよね…。
解決のカギは、「誠実に伝える」こと
売却に不利になりそうな情報も、きちんと仲介業者に伝えることが大切です。
事前に内容を整理しておけば、「告知書」に記載する際も安心。
私たちも、売主さんの不安を減らすために、
・何を伝えるべきか
・どこまで書く必要があるのか
丁寧にご案内しています。
まとめ:将来の不安をなくすために、今できること
不動産の売却は「売って終わり」ではありません。
知らなかった…では済まされないルールがあるからこそ、
“伝える勇気”が、売主さん自身の将来を守ります。
「これは伝えたほうがいいの?」という段階でも大丈夫です。
まずは、お気軽にご相談ください。
知らなかったでは、済まされない。
でも、「相談してよかった」と思える売却を。(^O^)