公開日:2025/04/07
カテゴリー:売る時の知識
最近、建物の解体費が以前より高くなってきていると感じていませんか?
その背景には、「アスベスト調査の義務化」という、大きな制度の変化があります。
不動産売却の話になると、一定期間経過した建物の場合は、そのまま売るよりも、解体したほうが売れる場合もあり、解体の見積もりを取ることも多々あるのですが、本当に最近は解体費が上がっていると感じますね。
アスベストってなに?
アスベスト(石綿)は、かつて耐火性や断熱性に優れていたことから、建築資材として広く使われていました。ですが、アスベストは吸い込むと健康被害を引き起こすことが分かり、現在では使用が禁止されています。
解体前の「アスベスト調査」が義務化されました
2022年4月からの法改正で、延べ床面積80㎡以上の建物を解体する際には、事前にアスベストの有無を専門業者に調査してもらい、その結果を自治体に報告することが義務化されました。
そして重要なのが、「鉄筋コンクリートの建物だけでなく、木造の戸建住宅も対象になる」という点です。
「木造だから関係ない」と思われがちですが、実は外壁材や屋根材、内装の一部などにアスベストが含まれているケースがあります。
解体費用への影響
アスベスト関連の対応が必要になることで、解体費用には以下のような追加コストが発生しています:
アスベストの事前調査費用(数万円〜十数万円)
アスベストが見つかった場合の除去作業・飛散防止措置
アスベストを含む廃材の特別な処分費用
つまり、解体業者さんから見積もりを取ったときに「以前より高い」と感じる背景には、こうした新たな法対応が関係しているのです。
まとめ
・解体費が上がっている主な理由のひとつは、「アスベスト調査の義務化」
・木造住宅も対象になるため、古い戸建てを壊す際にも注意が必要
・早めに信頼できる解体業者に相談し、アスベストの有無を確認するのがおすすめです
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